お食い初めを赤口にしてはいけないの?行う場合のとらえ方と根拠
お食い初めは、赤ちゃんの健やかな成長を願う大切な儀式です。このお祝いを行う日にちを決める際、六曜(ろくよう)に基づいて日を選ぶことも多いですが、六曜の中でも「赤口(しゃっこう)」は特に避けられがちな日です。しかし、どうしても赤口の日にしかお食い初めを行えない場合もあるでしょう。この記事では、赤口にお食い初めを行うことについて、その意味やとらえ方、対応策について解説します。
赤口とは?赤口の日にお食い初めを行っても大丈夫?
赤口とは、六曜の一つで、物事を始めるには吉ではないとされる日です。赤口は、午の刻(午前11時から午後1時)だけは吉ですが、それ以外の時間帯は凶とされています。赤という字が火や刃物を連想させることから、特に火事や事故、トラブルに注意が必要な日とも言われています。
一般的には、祝い事や新しいことを始めるのに赤口は避ける方が良いとされていますが、午の刻(11時から13時)の時間帯にお祝いを行う分には特に問題ないとも言われています。六曜を重要視するのであれば、この時間帯を選んでお食い初めを行うことが望ましいでしょう。
赤口にお食い初めを行う場合の対応策
もし、どうしても赤口にしかお食い初めを行えない場合は、以下の対応策を考慮すると良いでしょう。
- 1. 午の刻(午前11時〜午後1時)に行う: 赤口の日でも、午の刻は吉とされています。この時間帯にお祝いを行うことで、六曜に従った形でお食い初めを実施することができます。
- 2. 参加者の都合を優先する: 赤口以外の日に全員が集まれない場合や、午の刻にお祝いを行うことが難しい場合は、赤ちゃんや家族の体調、参加者の予定を優先して、家族全員が参加できる日を選びましょう。
- 3. 六曜にとらわれすぎない: 六曜の信頼性や歴史には明確な根拠がなく、吉凶を過度に気にする必要はありません。お食い初めは、赤ちゃんや家族の健康を第一に考え、無理なく楽しくお祝いできる日を選ぶことが最も大切です。
六曜の信頼性と歴史を考慮する
六曜は、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種類があり、日々の吉凶を示すものとされています。日本では主にお祝い事や結婚式などの際に使われることが多いですが、そもそも六曜は中国の陰陽道に由来するもので、日本では江戸時代以降に広まったものです。
六曜には、科学的な根拠がないため、現代ではあまり信頼性が高いとは言えません。明治時代には迷信として扱われ、政府も吉凶にこだわらないようにする方針を取っていました。ですから、六曜にとらわれすぎることなく、家族の体調やスケジュールを優先して日程を決めるのが良いでしょう。
赤口の日に行うお食い初めのとらえ方
赤口は一般的に「良くない日」とされがちですが、午の刻に行うのであれば悪い影響はありません。また、六曜に基づく吉凶にとらわれすぎることなく、赤ちゃんの成長を祝うことが何よりも大切です。赤口だからといって、必ずしもお食い初めを避ける必要はありません。
赤口以外の日に予定が組めない場合でも、家族や参加者全員が楽しくお祝いできる日を選び、無理なく行うことが最も重要です。
便利なカレンダーを活用しよう
お食い初めの日程を決める際、六曜や吉日を確認できる便利なカレンダーを活用するのもおすすめです。誕生日を入力するだけで、100日目や吉日がすぐにわかる「お食い初めカレンダー」を使えば、最適な日程を見つけやすくなります。ぜひ、こうしたツールを活用して家族にとってベストな日を選んでみてください。
お食い初めカレンダー
お食い初めをいつすれば良いか、誕生日を入力するだけで土日祝日吉日など候補日程がひと目で分かる便利なカレンダー。
大安カレンダー
間近にせまったお食い初めの予定を決めるのに、直近の土日祝日や吉日が一目でわかるカレンダー。
まとめ
お食い初めを赤口に行う場合は、午前11時から午後1時の時間帯に実施するのが最適です。六曜にとらわれすぎることなく、赤ちゃんや家族の健康を第一に考えて日程を決めることが重要です。どうしても日程が赤口しかない場合でも、気持ちを込めてお祝いすることで、素晴らしいお食い初めの儀式になるでしょう。